頭痛でお悩みの方へ
■ 薬物乱用頭痛 について
薬物乱用頭痛 は、過剰に使用された頭痛治療薬と感受性のある患者さんの間の相互作用です。頭痛になりやすい患者さんにおいて、頭痛頓挫薬の乱用により、さらに頭痛を引き起こすことをいいます。元来持っていた頭痛は片頭痛 (偏頭痛) が多く、頭痛を恐れるあまり、薬(片頭痛 (偏頭痛) の特効薬や一般の鎮痛薬、もしくはその両方)を飲み過ぎてしまう(乱用)ところから始まります。鎮痛薬を飲み過ぎると、いずれは脳が痛みを感じやすくなり、かえって頭痛がひどくなります。まさに頭痛薬が頭痛を生む!という状態です。その本態は、痛み調整系がコントロールを失い、痛み閾値が低下したものです。すなわち、慢性頭痛の患者さんにはセロトニン性中枢性痛覚抑制系に障害が生じており、鎮痛剤連用により、さらにその抑制系が障害されます(down regulation=痛覚閾値が低下する)。具体的に言いますと、毎日のように頭痛がある、市販の鎮痛薬が手ばなせない、もはや効かないとわかっていても飲まずにはいられないなど、逆に薬で頭痛をこじらせてしまっている場合です。市販の鎮痛薬だけでなく、医師から処方される鎮痛薬やエルゴタミンも、使い過ぎると薬物乱用頭痛 を起こしやすい薬です。最近では、トリプタン系薬剤でも薬物乱用頭痛 の原因になりうることが指摘されています。
薬物乱用頭痛 の痛みのタイプは、1ヶ月に 15 日以上起こる片頭痛 (偏頭痛) 様の頭痛や 1ヶ月に 15 日以上起こる片頭痛 (偏頭痛) 様の頭痛と緊張型頭痛様の頭痛が混合した状態です。
一般に乱用とは、下記のように1ヶ月間の治療(服用)日数によって定義されます。大切なことは、治療薬の服用が頻繁かつ定期的に行われる場合ということであり、言い換えれば毎週のうち数日間、服用されるということです。何日間かまとめて治療しても、休薬期間が長い場合は、薬物乱用頭痛 を引き起こす可能性はかなり低くなります。
薬物乱用頭痛 の診断は、患者さんが急性期治療薬を乱用している間は、予防薬にほとんど反応しないため、臨床的には極めて重要です。治療するには原因となっている鎮痛薬を思い切って断薬(薬断ち)することです。鎮痛薬中止後1ヵ月以内に消失します。
以下に診断基準の要点を示します。
・頭痛は1ヵ月に 15 日以上存在する。
・頭痛の急性治療薬および対症療法(あるいはその両方)治療薬(エルゴタミン、トリプタン、オピオイド、または複合鎮痛薬)を 3 ヵ月以上の期間、定期的に1ヵ月に10 日以上、乱用している
・頭痛は薬物乱用のある間に、出現もしくは著明に悪化する。
以前は「乱用薬物の使用中止後、2ヵ月に以内に頭痛が消失、または以前のパターンにもどる」という項目がありましたが、現在は削除されています。すなわち、薬物乱用頭痛 は薬物乱用がある時点では「薬物乱用頭痛 の疑い」と診断し、「中止により頭痛が改善してはじめて薬物乱用頭痛 と診断」されていたのですが、この診断基準では、確定診断がなされた時点では薬物乱用頭痛 自体は消失しているので、「薬物乱用頭痛 に罹患していた患者」はいるが、「薬物乱用頭痛 に罹患している患者」はいない、という奇異な状況にありました。
関連記事:片頭痛(偏頭痛) から薬物乱用頭痛 への進展における精神疾患併存の影響、
脳神経外科(脳外科)・神経内科・頭痛外来の樋口脳神経クリニックには、兵庫県の阪神間 (西宮、芦屋、尼崎、宝塚、伊丹、川西)、神戸市や大阪府下の広範囲から患者さんが受診されます。主な対象疾患は、頭痛、特に片頭痛 (偏頭痛)、緊張型頭痛 (筋収縮性頭痛、筋緊張性頭痛)、群発頭痛です。さらに、高血圧の治療、脳卒中 (脳梗塞、脳出血)の予防に対応します。院長の樋口真秀は大阪大学医学部を卒業した「脳神経外科の専門医」であり、日本頭痛学会より認定された「頭痛専門医」です。
薬物乱用頭痛 の痛みのタイプは、1ヶ月に 15 日以上起こる片頭痛 (偏頭痛) 様の頭痛や 1ヶ月に 15 日以上起こる片頭痛 (偏頭痛) 様の頭痛と緊張型頭痛様の頭痛が混合した状態です。
一般に乱用とは、下記のように1ヶ月間の治療(服用)日数によって定義されます。大切なことは、治療薬の服用が頻繁かつ定期的に行われる場合ということであり、言い換えれば毎週のうち数日間、服用されるということです。何日間かまとめて治療しても、休薬期間が長い場合は、薬物乱用頭痛 を引き起こす可能性はかなり低くなります。
薬物乱用頭痛 の診断は、患者さんが急性期治療薬を乱用している間は、予防薬にほとんど反応しないため、臨床的には極めて重要です。治療するには原因となっている鎮痛薬を思い切って断薬(薬断ち)することです。鎮痛薬中止後1ヵ月以内に消失します。
以下に診断基準の要点を示します。
・頭痛は1ヵ月に 15 日以上存在する。
・頭痛の急性治療薬および対症療法(あるいはその両方)治療薬(エルゴタミン、トリプタン、オピオイド、または複合鎮痛薬)を 3 ヵ月以上の期間、定期的に1ヵ月に10 日以上、乱用している
・頭痛は薬物乱用のある間に、出現もしくは著明に悪化する。
以前は「乱用薬物の使用中止後、2ヵ月に以内に頭痛が消失、または以前のパターンにもどる」という項目がありましたが、現在は削除されています。すなわち、薬物乱用頭痛 は薬物乱用がある時点では「薬物乱用頭痛 の疑い」と診断し、「中止により頭痛が改善してはじめて薬物乱用頭痛 と診断」されていたのですが、この診断基準では、確定診断がなされた時点では薬物乱用頭痛 自体は消失しているので、「薬物乱用頭痛 に罹患していた患者」はいるが、「薬物乱用頭痛 に罹患している患者」はいない、という奇異な状況にありました。
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脳神経外科(脳外科)・神経内科・頭痛外来の樋口脳神経クリニックには、兵庫県の阪神間 (西宮、芦屋、尼崎、宝塚、伊丹、川西)、神戸市や大阪府下の広範囲から患者さんが受診されます。主な対象疾患は、頭痛、特に片頭痛 (偏頭痛)、緊張型頭痛 (筋収縮性頭痛、筋緊張性頭痛)、群発頭痛です。さらに、高血圧の治療、脳卒中 (脳梗塞、脳出血)の予防に対応します。院長の樋口真秀は大阪大学医学部を卒業した「脳神経外科の専門医」であり、日本頭痛学会より認定された「頭痛専門医」です。
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