本態性振戦は、ふるえ(振戦、振え)を唯一の症状とする原因不明の神経疾患で、
次のような症状が見られます。
また、これらは人前など精神的緊張が加わると悪化します。
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字を書く時に手がふるえる
・ 箸で物をつかむ時に手がふるえる
・ コップや茶碗を持つ時に手がふるえる
・ 着衣の時にボタンをかけられない
・ 頭がふるえる
・ 人前で挨拶する時に、声がふるえる |
本態性振戦のふるえ(振戦、振え)の発現機序は今のところまだよくわかって
いませんが、脊髄運動細胞の過剰な興奮や、末梢の骨格筋に存在するアドレナリン
β2受容体の過剰な興奮により、骨格筋のバランスが崩れて発現するものと
考えられています。
また、情動などのストレスが加わると副腎髄質からのアドレナリン分泌促進に
よる骨格筋のアドレナリンβ2受容体刺激を介してふるえ(振戦、振え)が増強しま
す。多くの患者さんが"人前で緊張するときにふるえ(振戦、振え)が強くなる"と
訴えるのはこのためです。
本態性振戦は若年者にも見られますが、加齢とともに患者数が増加します。
通常は動悸・頻脈の治療に用いるβ遮断薬が本態性振戦に有効です。
抗不安薬や漢方薬を併用することもあります。
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