漢方医学
西洋医学では患者さんの病気の症状や症候を診断し、病名を決め、その病名に
従って薬剤を投与したり治療処置を行うのが普通です。一方、病気だけを診るの
ではなく、また局所の症状・所見のみにとらわれずに、患者さんを人間全体として
診るのが
漢方医学
の特徴です。
「虚と実(予備体力や体質、抵抗力の強弱からの区別)」ならびに「寒と熱(自覚的、
及び他覚的な温度感覚などからの分類)」といった「証」を判定し、病名ではなく
各患者さんの体質に応じた処方を行います。当院では、慢性疲労、
片頭痛<偏頭痛>
(発作の予防薬として)、肩こり、慢性疼痛(通常の鎮痛薬が効かない場合)、
めまい
、
冷え症、不眠症、感冒(特にカゼのひき始め)、過敏性腸症候群などに漢方薬を
応用し、治療実績を上げております。
また、
高血圧、肥満症
にも補助的に使用することで、西洋薬の効果を高めております。
ところで、漢方薬は健康保険がきかないと思っている人は、まだまだ多いようですが、
決してそのようなことはございません。漢方薬は昭和51年から健康保険が適用され
ていて、現在では多くの医師が日常診療で使っています。保険診療で使う漢方薬は、
西洋薬に比べても値段が安い場合がほとんどです。また、漢方薬は飲み難く、まずい
という先入観をお持ちの方も多いようです。
食べ物に好き嫌いがあるように、実際に飲んでみた結果、漢方薬のにおいはダメ、
とおっしゃる患者さんもまれにはおられます。
しかし大多数の患者さんは、「こんなに飲みやすいとは思わなかった。」と喜んで
下さいます。特に当院では、非常に飲みやすい会社の製品を優先して処方して
おります。
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