起立性低血圧、起立性調節障害
いずれも起立時や長時間起立していた後に、気が遠くなる感じ、立ちくらみ・
失神・
めまい
・フラフラ感を生じます。
起立性低血圧
は、臥位から立位へ体位変換した時、収縮期血圧の低下の
幅が20mmHg以上の場合に診断されます。細面の華奢な女性に多いのですが、
高血圧治療薬を服用中の患者さんにも起こることがあります。また、糖尿病や
パーキンソン病に見られる自律神経症状として出現することもあります。
起立性調節障害
は、起立時の末梢血管系、特に下肢の静脈系の起立反射
機構の障害が大きな原因となっています。
すなわち、正常では起立時に血管の圧受容体などの刺激により静脈系の収縮が
起き、血管内の血液貯留を防ぎ、心臓への環流静脈血量が維持されますが、
本症の患者さんではこの血管反射作用がすぐ起こらないために様々な症状が
起きます。若年者から高年者までみられますが、特に思春期前後によく見られる
自律神経失調症の一つとしても知られています。症状は午前中に強く、午後から
夜にかけてよくなる傾向があります。また親兄弟、特に母親に同様の症状が
見られることが多いようです。
起立性低血圧、起立性調節障害
ともに、一般的には昇圧薬・血管収縮薬で
治療されます。当院では、真武湯などの漢方薬を併用し、治療効果を高めます。
起立性低血圧、起立性調節障害治療の 西宮 樋口脳神経クリニック