片頭痛(偏頭痛)
「月に数回、発作的に起こる、とてもつらい
頭痛
です。脈にあわせてズッキン、
ズッキンと痛み、しばしば吐き気も伴います。」
頭の片側のコメカミから眼の付近に起こることが多いのですが、ひどくなると
頭全体が痛みます。
片頭痛(偏頭痛)
という病名ですが、約4割の人は両側の
頭痛
を
訴えます。痛みの程度は、「日常生活や仕事がとても続けられない」ほどの
強さで、頭を振ると響くので、寝込んでしまうこともあります。
光や音に過敏となるため、発作中は暗い静かな環境に引きこもってしまいます。
また、
頭痛
に先立ち、視界にチカチカした、まぶしいギザギザの線が現れることも
あります(閃輝暗点と言います)。
いったん発作が起こると、つらい痛みは数時間から3日程度続きます。頻度は
通常、月に1〜4回、少なくて年に数回ですが、多い人では週に2〜4回程度も発症
することがあります。
片頭痛(偏頭痛)
の発生には、セロトニンという血液中の物質が関係しており、
頭痛
発作時の頓挫薬として、セロトニン1B/1D 受容体作動薬のトリプタン製剤と
いう特効薬があります。この薬は、
片頭痛(偏頭痛)
が起った時の過度に拡張した
頭蓋内外の血管を収縮させて正常に戻すとともに、血管周囲の炎症を抑えます。
現在、わが国では4種類が販売されておりますが、患者さん個人個人によって、
効果はさまざまです。例えば、「Aという薬が効かず、Bという薬が効く。」
「BがダメでもCが効く。」ということは、よくあります。当院では、4種類すべてが
使用可能ですので、患者さんに最も適した製剤を処方できます。
また、発作の頻度や重症度を小さくできる予防的治療法もあります。
片頭痛(偏頭痛)治療の 西宮 樋口脳神経クリニック