片頭痛発生源領域の一つと想定されている脳幹部の縫線核と中脳水道周囲灰白質は,セロトニン系線維を投射する下行性痛覚抑制系の神経回路を形成します。これらの系に関与するセロトニン受容体は継続的な薬物曝露後24~96時間という早期にdown-regulationを発生します。従ってセロトニン作動薬であるトリプタン製剤の継続的かつ頻回の曝露により,セロトニン系の中枢性痛覚抑制系は容易に減弱して痛覚閾値が低下するという仮説が考えられます。「トリプタン製剤による薬物乱用頭痛」は、片頭痛の性状を変化させずに強度や頻度の増悪として発現しやすく、しかも早期かつ低服薬頻度/月で発症するので診断や対処が遅れる恐れがあります。従って、トリプタン製剤の安直な大量処方は御法度です。








脳神経外科(脳外科)・神経内科・頭痛外来の樋口脳神経クリニックには、兵庫県の阪神間 (西宮、芦屋、尼崎、宝塚、伊丹、川西)、神戸市や大阪府下の広範囲から患者さんが受診されます。主な対象疾患は、頭痛、特に片頭痛 (偏頭痛)、緊張型頭痛 (筋収縮性頭痛、筋緊張性頭痛)、群発頭痛です。さらに、高血圧の治療、脳卒中 (脳梗塞、脳出血)の予防に対応します。院長の樋口真秀は大阪大学医学部を卒業した「脳神経外科の専門医」であり、日本頭痛学会より認定された「頭痛専門医」です。