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頭痛外来の兵庫県 西宮市(神戸と大阪の間) 樋口脳神経クリニック
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持続性片側頭痛


 持続性片側頭痛は、持続性で、必ず片側性に起こり、インドメタシンが有効な頭痛です。画像診断によって二次性頭痛を鑑別することが重要です。一次性頭痛の鑑別診断として、片側性の慢性片頭痛、新規発症持続性連日性頭痛、頚原性頭痛、群発頭痛などの三叉神経・自律神経性頭痛などがあげられます。
  いくつかの報告をまとめますと、持続性片側頭痛には診断基準以外に以下のような特徴があげられます。
 男女比は1: 2.4 と女性に多く、平均の発症年齢は 20〜40 歳です。痛みの部位は前頭部、側頭部、眼窩部、後頭部に多くみられます。頭痛の程度は軽度〜中等度であることが多いのですが、頭痛の増悪がみられることもあり、この時は日常生活の支障が著しく強度の頭痛となります。診断基準にある自律神経症状以外にも、片頭痛にみられる随伴症状を伴うこともあります。治療としてはインドメタシンを 25mgより開始し、効果がない時は一週後に 50mg に増量します。有効量は 50〜300mg/日で、長期にわたる内服治療が必要ですが、長期の予後は明らかではありません。一般に他のNSAIDsは、ほとんど効果はありません。
  頭痛クリニックで頭痛を体系的に扱われるようになってから多くの症例が報告されるようになり、以前に考えられていた以上に、診断されていない症例があるものと考えられます。

診断基準(ICHD- II による)
A. B 〜 D を満たす頭痛が 3ヶ月越えて続く
B. 次の特徴をすべて満たす
  1.痛みは片側性で、反対側に移動しない
2.毎日連続してみられ、痛みが消失する時期がない (持続性の痛みである)
3.程度は中等度であるが、増悪して重度の痛みとなることがある
C. 頭痛増悪時、頭痛側に次の自律神経所見のうち少なくとも1項目がみられる (群発頭痛との類似点)
  1. 結膜充血または流涙(あるいはその両方) :高頻度に合併
2. 鼻閉または鼻漏(あるいはその両方)
3. 眼瞼下垂または縮瞳(あるいはその両方)
D. 治療量のインドメタシンで完全寛解する (*)
E. 発症後の数週または数ヶ月にわたって、定期的な再発はない (ただし、発生後1週間以内に、頭痛が再発することがある)
F. その他の疾患によらない (二次性頭痛ではない)


 (*)本邦ではインドメタシン経口薬の使用は最高量75mg まで、直腸投与(坐剤)は最高量100mg までとされています。したがってインドメタシン有効頭痛の鑑別の場合、本邦では経口75mg まで、または直腸投与100mg まで使用して効果なければ無効と判断してよいと考えられます。

 


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