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緊張型頭痛の治療法

薬物乱用頭痛の疫学


 頭痛患者さんや医師・薬剤師などの医療従事者の薬物乱用頭痛に対する認識が低いため、鎮痛薬やトリプタン製剤など、本来頓挫療法として使用すべき薬剤の連用、あるいは過剰使用により頭痛が慢性化している患者さんが増えています。
 薬物乱用頭痛では、元来持っていた頭痛のタイプは片頭痛、特に「前兆のない片頭痛」が多く、一般には片頭痛の0.5〜1%、緊張型頭痛の0.3〜0.5%が薬物乱用頭痛に陥ると推定されています。群発頭痛では薬物乱用頭痛にならないようです。一方、多くの頭痛専門外来の統計では5〜10%の頻度で薬物乱用頭痛がみられます。
 疫学的には、50歳台の女性に多く、患者さんの頭痛保有期間は平均18年と言われています。患者さんの性格的背景としては不安、強迫的、うつ的な傾向が見られやすく、これらを持つ場合の薬物乱用頭痛は治療が困難となります。
 予後については、原因薬物の服用中止により1〜6ヵ月間は70%ほどの症例で改善が得られる報告が多いのですが、上述した患者さんの性格的背景のために、長期予後では約40%が再び薬物乱用を起こしてしまいます。

 


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